部会長挨拶

 このたび、前任の飯森先生より核医学部会長を拝命致しました。核医学分科会から数えると
40年に渡る核医学部会の長い歴史のある部会長を務めさせていただくことになり、身の引き締まる
思いです。
 これまで核医学部会は先達の部会長、部会員および会員の皆様により、多くの情報発信や
学びの場が提供されました。しかし、ここ数年は新型コロナウイルス蔓延の影響により、多くの
活動制限を受けましたが、現在はこの困難時期を乗り越え、ようやく脱却の兆しを感じることが
できる状況となりました。核医学部会においても新たなステージへ進むために、さらなる活力と
創造性を発揮する必要があると考えています。
 
現在の核医学部会の主な活動は、総会学術大会および秋季学術大会における教育講演、
核医学部会企画、専門部会講座、そして核医学画像セミナー、核医学技術研修会、
オンラインジャーナルクラブといったイベントを開催しております。
また、部会誌の発行による情報共有、ホームページやSNSを利用した情報発信も行っております。

学術大会や各種イベントの開催は新型コロナウイルス蔓延により、かなりの制約がありました。一方で、ハイブリッドやウェビナーによる開催を有効活用することで、より多くの会員が参加し、効率よく学ぶことができたのではないかと思います。2023年5月からは新型コロナウイルスは5類感染症へ移行されたことで、再び対面形式での開催も考えられますが、これまで培った経験と知識を活かし、ハイブリッド・ウェビナー・対面開催のいずれにおいても上手に開催できる土壌ができていると考えています。

 今年度からの核医学部会は、私自身の部会長就任に加え、新たな部会委員を迎えました。核医学部会としては、会員の皆様とともに学び合い、知識と情報を共有し、核医学技術ひいては放射線技術の進歩と発展に寄与していきたいと考えています。
核医学部会を含め専門部会への入会には二の足を踏むかもしれません。核医学部会は、「ローテーション勤務の方」から「専門的に核医学に携わっている方」まで幅広く皆さんと意見を交わしたいと考えています。現在、1つ目の専門部会への入会は無料です。まだ、核医学部会へ入会されていない方は、ぜひご検討のほどよろしくお願い致します。

部会委員一丸となり、精一杯頑張っていきますので、引き続き核医学部会の活動にご理解とご協力の程よろしくお願い申し上げます。



                                           北海道大学病院 孫田惠一